株式会社本荘興産 代表取締役社長
スピーカーズメッセージ
『クルマのキレイでミライをつくる』
これからの時代のカーアフターマーケットは、洗車の仕組み化がキーワード。
「プロディテイラー」を、子どもたちの憧れの職業に。
▼WASHMANが求められる現場
自動車の現場で働く整備要員は約40万人。平均年齢は45歳。高齢化する現場で今、楽に早く洗車できるツールとして「WASHMAN」を導入する工場が増えています。弊社では製品の開発・製造だけではなく、技術指導や販売設計のお手伝いもさせていただいております。私も自ら現場に足を運ぶのですが、どこにいっても、人手不足や働き方改革の波がどっと押し寄せていることを実感します。効率化につながるツール、それをうまく活用できる作業環境やコミュニケーションのデザインをいかに迅速に取り組んでいけるかが、成長戦略には欠かせなくなるように思います。
2018年から約1年の時間を費やし、トヨタ自動車と安全自動車といっしょに、エンジニアの省力化を目的とした洗車ツールを共同開発するプロジェクトも経験しました。トヨタ式のものづくりの哲学や仕事の仕方を体験できたことは私の財産となりました。出来上がった製品(WASHMAN THE SWEEPER、WASHMAN THE WIPER)は2019年3月からトヨタ自動車・安全自動車で先行販売がスタートし、トヨタディーラーからも上々の評価を得ているようです。
▼これからの時代の洗車ビジネスの在り方
いま「洗車」は、お客様とのタッチポイントを増やすアイテムとしても注目されています。洗車を売っているといえばガソリンスタンドが思い浮かぶと思いますが、カーディーラーや整備工場でも「洗車有料化」や「コーティングのメンテナンスとしての定期洗車」などに取り組むお店が増えています。弊社のクライアントの整備工場の実例なのですが、無料で洗車を提供し、5年で売り上げを3倍に増やすことに成功した整備工場もあります。無料洗車によりお客様の口コミや紹介でお客様が増えていったとのこと。「集客=洗車」を徹底し、「車を買うなら、いつも洗車でお世話になっているこちらのお店から…」というファンをつくっていったわけです。
MaaS時代に突入するカーアフターマーケットでは、これまでの「洗車は車検のおまけ」から「洗車をきっかけにお店にどんどん来店してもらう」という発想の転換が求められるのではないでしょうか。カーシェアやリースが増えれば、洗車や車内清掃などの需要は確実に増えます。またそれらのサービスとAIやビッグデータを組み合わせることで、サブスクリプション型の洗車サービスやお客様ひとりひとりのご要望にあわせたパーソナルメンテナンスなどの新しいシステムが誕生するのではないか?と想像しています。
▼「映える」がディテイリング事業のキーワード
洗車を「楽に・早く」できるようになれば、洗車でどんどんお客様を呼び込む環境をつくることができます。そしてお客様のカーケアに対する関心が高まれば、ポリッシングやカーコーティングなどのディテイリング系商品の販売にも確実につながります。また「ディテイリング=クルマの美容」は、YouTubeやインスタグラムなどで“映え”やすいコンテンツではないかと注目しています。磨いてピカピカになったボディ、コーティングの水弾きや輝きなどを動画で配信したり……
2019年8月からYouTubeで「HonjyoCHANNEL」を開設。私自らYouTuberとなり自社の研修会の様子やお客様とのトークセッションや現場取材などをスタートさせました。まだはじめて数ヶ月ですが、やってみるとこれがめちゃくちゃ面白い!動画撮影も編集も自ら実践しています。先日もYouTubeで人気の『メカニックTV』にダメ元でオファーを出したのですが、『メカニックTV』を運営するレソリューション(整備士専門の人材派遣会社)より、「自動車業界で働きたい若者を増やすという志しがつながる」ということで、一緒に撮影させていただく機会をいただきました。このようなことがスピーディに動き出すのもYouTubeの魅力なのかもしれません。
「クルマの美容=カーディテイリング」は、カーアフターマーケットの新たな収益の柱のひとつになる可能性があると確信しています。たとえば子どもたちがYouTuberに憧れるように、プロディテイラー(クルマの美容師)になりたいという子どもたちが増えてくるような未来をつくっていければいいなと考えています。
YouTube『HonjoCHANNEL』
レソリューションプロデユース!『メカニックTV』
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